雪中伐採

雪国では雪中伐採といって2メートル 以上の雪が積もったなかで伐採が 行われた。
 伐採のころになると雪が凍ってお り足が踏み込むようなことはない。
雪国独特のわら靴を履いて雑木林に 入り、ぶなや楢(なら)の周囲をスコップ で掘り除いて切り倒す。
ずいぶん寒いと 思うが、当事者に聞くところでは、 慣れていることもあってか、想像す るほどではないという。

雪ぞり

 伐採された材木は雪ぞりで運ばれる。
斜面 に直降すればスピードがのりすぎるので、斜 め下に向かって下りていく。
速度の調節は手 元の捧の上下によって行う。
 雪中伐出の手法には、引きぞり、手ぞり、 雪修羅(ゆきずら)などがある雪修羅とは、雪を 掘ったり埋めたりして溝を作り、スコップの 背などでたたき固めたうえ、水や湯を打ち かける。
こうして凍らせてつくった溝を使って運び出 す手法である。
勾配のある場所は修羅にし、 肋(ろく 平坦地)のところでは肩引きで運ぶ。