玉固 |
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細い稔(冬季は藤蔓を用いることもある)でつくった三重の小さな輪を玉固(たまこ)といい、
これは鐶組み筏(後述)のときに用いられる。 雑木稔は里山には少なく、遠く深山の雑木林まで出かけていく。 8キロから10キロも入る ことも珍しくなく、担ぎ出しもまた大変な作業であった。 筏の組み方はつぎに詳述するが、そのときの稔の使い方はおおむね8の字形に回して縛る。 また玉固は鐶組み筏のつなぎ目に鐶で打ちつけ稔でつなぐのである。 |
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筏の組み方![]() 現在は筏を見ることさえむずかしく、まして組み方を知る者は皆無に 近い。 ただ北山川下流の筏下りがあるが、あくまで観光用でしかない。 森林伐出の花形、筏はおそらくこれから先、永久にわれわれの前に姿を 現すことはないだろう。 携わった伝統技法が消えるのを日のあたりにし た者の寂しさを思いながら、少し詳しく記してみる。 筏の組み方は目牙(めが)組みと鐶組みに分かれ、聞くところによると 鐶組みは比較的新しく明治末期か大正初期に生まれたらしく、それ以前、 江戸時代には目牙組みの方式をとっていたことはまちがいない。 |
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