筏組み師の工夫 |
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材木は、太いの、細いの、曲がったのと千差万別である。 組み師はこれを一本、一本えりわけ組み 合わせて太さ、曲がりの整った筏を組み上げる。 特別な細材の場合は、床を二重にしたうえに境に稔 をかけ、敷か所に鎮を打ち込んでとめる。 こうすれば構にずれ落ちない、二重の筏ができ上がる。 乾いた稔は曲げたり引っ張ったりすると折れ、切れるので、使う前に水に潰す。 それでも組み上が った翌日、乗り師が乗りだすときこは乾いてしまうため、これらは筏竿で水をたたいて稔に水を含ま せてから乗り出す。 ひとたび流れ出た筏は川渡をかぶり、折れ切れる心配はなくなる。 |
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筏の組み場 無人尻取り架線![]() 最後に組み場についてふれておこう。 まず流れである。 淵または湾頭など流れの緩やかなことが必 須の条件である。 さらに何乗りもの筏が置ける場所、具体的には10乗りくらいつないでおけるだけ の広さを必要とする。 無人尻取り架線図の架線は副線でなく二線とも本線になり、この釣瓶(つるべ)式架線を本架線という。ふつう釣瓶式架線で は尻取り(土場で整理する作業員)をおくが、この場合は無人尻取り方式である。 この方式は場所を選ばなければ ならない。 第一に材木が落ちるところができるだけ深みであること(高さにょっては浅くてもよいときもあるが、深いほどよい)。 材木はさまざまな落ち方をするので、落ち場所が浅ければ、川底の石、岩に当たり材木に傷がつく。 第二にある程度の流れを必要とすること。 材木が流れなければ、その上に次のものが落ちて傷つく。 |
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