釣瓶式矢遠

図は釣瓶式矢遠である。
まず設けた鳥居に本線用のワイヤーロープを、ほかに副線用 に細いワイヤー、または太い針金(8番線)を、それぞれ目的地点まで張り渡し、鳥居 に台車を据えつける。
つぎに矢形にテール(通い綱)を結びつけて本線に架け、材木を 縛る。
テールは細いワイヤーまたは麻緒(あさお)に油をしみこませたものがよい。
搬送。
荷物を下ろすと惰力で走る。
速度調節はブレーキによる。

縛り替え矢遠

地形や事情によっては複数の架線を設け、第一線で運ばれてきた荷物を支柱で第二線. に縛り替えて運材することがある。
これを縛り替え矢遠といい、おうおうにして第三線、 現在であれば、ふつう終点土場はトラックの積み場になっているが、昔はたいがい筏 の組み場、比較的便利なところであれば牛事や馬車の積み場になっていた。
ここから製 材所へ運ばれたものである。