ワイヤーのつなぎ方 


 ワイヤーロープが足りないときはつながなければならない。つなぐときに用いる道具は 線つなぎへラとハリ、鏨(たがね)金槌(かなづち)などである。順序を図に示す。
Dまでは むずかしく独特のコツがいる。ワイヤーロープはいずれも六つ縒(より)りになっており、 芯に麻緒が入っているため、これを抜きながら代わりにワイヤーロープの端を入れるので ある。この作業の間、他の作業員は起点、終点で鳥居を立てておき、ワイヤーロープの つなぎが終わると本線締めを始める。

架線に用いる各器具



運材の太さによって使うワイヤーロ−プの太さも違ってくる。杉丸太ではだいたい直径 18ミリのものを本線に、副線とテールには9〜9ミリを用いる。矢遠ではテールに3ミリ りのワイヤーロ−プを使うことが多い。本線を締めるときの付属品は、特大の二車、 三車の滑車各一、普通二車、三車各一、計四個と、小形滑車一事を数個、丈夫な矢パイス 一個、カグラサン(ロクロを応用した締め具)そして九ミリの締め綱ワイヤーロ−プである。